雄琴温泉と映画幻の湖

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雄琴温泉などの温泉地は、映画の舞台になり、ロケが行われ、あるいは、TVのサスペンスドラマに使われたことが、キッカケで、口コミや評判が広がる・・なんてことがある。
映画、釣りバカ日誌なんて、スタッフが温泉に行きたいから、シリーズ続けているのではないか・・とか思ったりするｗ　そんな釣りバカ日誌も雄琴温泉は使っていないw

さて、雄琴温泉である。口コミや評判の悪さ、イメージの悪さから、雄琴温泉を映画やドラマの舞台にするのは、なかなか厳しかったようだ。雄琴温泉を舞台にした映画やドラマは、調べてみる限りない。
幻の湖という映画の冒頭で、登場人物が雄琴温泉の特殊浴場で働いていて、愛犬が死ぬ・・というところで、雄琴温泉が使われたことがある。
やっぱり歓楽温泉なのね、雄琴温泉・・。公開は1982年だから、まぁ・・雄琴温泉も歓楽温泉路線をまっしぐらの時期。現在の雄琴温泉を、そういう使い方をしたら、観光協会からクレーム行きそうだけど、当時じゃあ雄琴温泉も、その通りです・・としかいいようがなかっただろう。
もっとも、この映画、公開３週間で打ち切られた。難しかったらしいｗ
砂の器とか八甲田山とか、いい邦画を出している橋本プロダクションの製作だったんだけど、打ち切られたのだ。
内容を想像して楽しんでもらいたいので、まず、雄琴温泉の特殊浴場で働いている道子、近江の浅井長政の妻お市、織田信長に殺された、お市の侍女のみつ。東京の作曲家日夏。
こういう登場人物と、幻の湖というタイトルだと、琵琶湖をテーマにしたシリアスな日本映画、砂の器や八甲田山のような深い見ごたえ・・を期待できそうなのだが・・。
雄琴温泉の特殊浴場で働いている道子の愛犬が殺されて、同じく雄琴温泉の特殊浴場に潜入していた米国の諜報員(!)ローザが出てきて、終盤で NASAで働く長尾が、宇宙に行くｗ
いやいや・・・・天は我々を見離した・・て気分になるな・・このNASAとかｗオレは・・ついていけない・・w 雄琴温泉とNASA。もうどういうストーリーか想像もできないしょ？

まぁ、なんというか宇宙まで出てくる壮大なサスペンスだが、琵琶湖では、雄琴温泉やら、和邇浜やら、葛篭尾崎やら、琵琶湖大橋など、琵琶湖を知る人には嬉しい地名が終盤まで出てくる。

しかし・・とにかく、砂の器や八甲田山の橋本プロの作品である。1995年頃から再度評価されるようになり、一部のディープなファンの求めもあって、2003年 DVD化された。
だから、今では、雄琴温泉の特殊浴場で働いている道子にはDVDで会えますｗ

雄琴温泉に限らず、映画やドラマで扱われると、口コミで評判になって、集客につながることも多いのだが・・。雄琴温泉は、この面では、まったく恵まれていない。

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雄琴温泉の口コミと評判評価が向上している昨今